はちゅアゴの日記 @ちょろさん

フトアゴヒゲトカゲのちょろさんの日記はじめました!その他、爬虫類関係の雑談などを自由に更新していきます!

【保存版】 初心者必見!これで間違いない! フトアゴヒゲトカゲ 飼い方の基本 【飼育設備】

爬虫類飼育に興味ある!フトアゴヒゲトカゲを飼ってみたい!

でも、

  • 何が必要なのかわからない…。
  • 初期費用はいくら?
  • エサはどうすればいいの?頻度は?
  • 適した温度は?

などなど、わからないことがたくさんあることと思います。

 

そんなあなたに、今回は私が実際に、フトアゴヒゲトカゲを飼ってきた経験をもとに、飼育環境を紹介したいと思います!

 

ここに書かれていることをしっかり守れば、安全かつ健康的にフトアゴヒゲトカゲを飼育することができます。

しかし、設備をケチると、丈夫なフトアゴヒゲトカゲでも成長不良、最悪の場合は死んでしまうので、フトアゴちゃんのためにも、しっかりとした設備を揃えてあげましょう!!

 

 

1.ケージ

まずは、フトアゴヒゲトカゲの入るケージを用意しなければなりません。爬虫類専用のケージが市販されているので、できればそちらを用意しましょう。
 
選ぶ際の基準としては、
  • 大きさは、幅80㎝×奥行40㎝×高さ30㎝以上のものを!
  • 底面ヒーターの入るスペースがあること!
  • 通気口がついていること!
  • コードを通す穴があること!
  • 電球のソケットが取り付けられる仕様であること!

以上の点が挙げられます。ここを押さえておくだけで、初心者であっても後々困ることは、ほとんどなくなるはずです!

 

 

2.バスキングライト&紫外線ライト

本来、フトアゴヒゲトカゲの原産地は、オーストラリア内陸部のやや乾燥している地帯であるため、気温は日本よりも高めで、日差しが強いです。そんな環境を再現するための設備だと思ってください。

 

まず、バスキングライトが日差しの代わりになります。主に日光浴の際に、フトアゴヒゲトカゲの体温を上げる役割を持っています。紫外線は爬虫類が、カルシウムの吸収を助けるビタミンⅮを、体内で生成するために必要になります。

選ぶ際の条件としては、

  • 部屋の気温に合わせたワット数を選ぶこと!
  • ライトと生体の距離を考えること!
  • コスパを考えること!(電気代、電球代)

ライト選びは周りの環境に大きく影響されるので、これで間違いない!とは言えません。ここでミスると、一発でフトアゴヒゲトカゲが弱ることもありえますので、慎重に選びましょう!

 

たまに紫外線ライトを用意していない飼い主さんがいますが、紫外線不足が原因で、クル病等が発症する可能性もあるので、両方とも必ず用意してくださいね!

 

3.床材

ケージを用意したら、中に床材を敷きます。いないとは思いますが、直にフトアゴヒゲトカゲをケージに放すのはやめましょう。ケージがフン等ですぐに汚れ、病気のもとになります。また、ケージの材質がガラス等であれば、ひんやりとするので、生体の体温も下がる原因になります。

床材は頻繁に交換しなければならないので、最も消耗する量が多いです。

選ぶ際には、

  • 誤飲しても安全な素材である
  • コスパが良いもの
  • 中で暴れても、砂埃が舞わないもの
  • 見た目重視なら、ペットシーツはNG
  • 消臭効果があるとGood!

などを意識するといいでしょう。床材にペットシーツ等を用いると、手入れや誤飲の面で楽です。コスパもいいので、見た目やレイアウトにこだわりがなければ、ありだと思います。

 

 

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4.温度計&湿度計

フトアゴヒゲトカゲは爬虫類なので、変温動物に分類されます。私たち人間と違って、変温動物の仲間は、周りの気温によって体温が上下するので、しっかりと管理してあげなければなりません。

また、湿度は原産地のオーストラリアの環境を再現してあげましょう。およそ50%~70%で大丈夫です。どちらも必ず用意してください!

壁にくっつけるタイプや、センサーだけをケージ内にいれるタイプがありますが、

  • 倒れてもケガをしないか
  • 登って脱走や、ライトに接触してやけどをしないか
には気を付けてください!
 

5.シェルター

ケージの中には、フトアゴヒゲトカゲが隠れられるように、シェルターを設置しましょう。個体によっては臆病な子もいるので、特にベビー(子供の生体)を飼う場合は必須になります。
基本的にはどんなものでも構わないのですが、強いて言えば
  • アダルト(大人の生体)でも入れるように大きめを!
  • 生体が上に乗ってもぐらつかない形・重さ
  • 表面がザラザラだと脱皮の助けになる
  • ケージの高さも考慮すること!
  • 脱走しやすい形・配置ではないか

このくらいでしょう。あとは好みの問題なので、自由に決めて問題ありません。

 

6.オブジェ

フトアゴヒゲトカゲは本来、地表もしくは半樹上生活をしています。そのため、ケージの中には流木や大きめの石などを置いて、登ったり休む所を作ってあげましょう。

ただし、オブジェ等を置く際には

  • 重さがあり、ぐらつかない
  • ケージ内のスペースを占領し過ぎない大きさ
  • 脱走できるような置き方はしない
  • 掃除などの手入れが楽なもの
  • 消毒処理のされているもの

これらを気にしてみてください。ちゃんとしたものを用意しないと、ケガや病気のもとになるので、よく調べて選んでくださいね。

 

7.エサ皿&水入れ

フトアゴヒゲトカゲの、普段のエサや飲み水をいれるためのものです。床材が砂系のものだと、すぐに床材まみれになってしまうので、こまめに手入れをしてあげましょう。

私自身の経験上、

  • 汚れの落としやすい素材・表面
  • ひっくり返すことのできない重さ
  • エサや生餌の飛び出しにくい加工あり

これらの点を意識すると、毎日のエサやりや手入れが楽でした。レイアウトに馴染むような見た目のものや、中に返しがついているものも市販されています。

 

8.ヒーター

フトアゴヒゲトカゲにとって、日本の冬は寒すぎるので、ヒーターが必要になります。爬虫類飼育において、温度管理は最も注意しなければならない点になります。温度が低いと、消化不良を引き起こしたり、冬眠してそのまま起きなくなったり(つまりは死にます)してしまうので、絶対に用意してくださいね!
ヒーターは、底面に敷いて直接生体を温めるシート状のものと、ケージ内の気温を暖めるものが揃っているのが理想です。可能な限り2つとも用意するようにしましょう!
 
底面ヒーターは、
  • ケージ底面積の1/3から1/2程度の大きさ
  • ケージと同じメーカー品だと使いやすい

以上の点を参考に選んでみてください。比較的安価なので、導入しやすいと思いますよ。

 

ケージ内の気温を上げるためのヒーターは、主に保温球と呼ばれる、熱を発する電球か、セラミックヒーターや板状で広範囲をまんべんなく暖められるヒーター(暖突など)の2種類が、オーソドックスです。

保温球のメリットは

  • 熱量が多く、しっかり温まる。
  • 球切れが見てわかる
  • 安い

というところです。ただ、デメリットもあります。

  • 本体がかなり高温で火傷の危険がある
  • 水滴などで破裂する恐れがある
  • 少し光を発するので就寝時に気になるかもしれない
  • 定期的に買い替える必要がある

などです。バスキングライトよりも光が鈍いので、気づかずに触れてしまう場合もあるので、導入する際には気を付けてください!

 
保温球を使うのを避けたい方は、セラミックヒーターや暖突の使用をおすすめします!セラミックヒーターの特徴としては、
  • ほのかな温かさ
  • 遠赤外線で直接生体を温めることも可能
  • スイッチがオンなのかオフなのかわかりづらい
  • 本体はかなり高温になる

という点があげられ、一方「暖突」の特徴は、

  • 広範囲を暖められる
  • 直接触れても熱くない
  • ケージ内が広く使える
  • サイズが全4種類あり、ケージの大きさによって買い分けできる
  • 天面がネジを使える仕様でないと設置できない
  • 熱量が物足りない
  • 少し本体価格が高め

など、一長一短です。ただ、他の保温器具より比較的安全に使用できます。

住んでいる地域や屋内の気温によっては、これらを組み合わせて保温する必要もあります。値段・安全・熱効率を考えながら、冬を乗り切りましょう!

 

9.タイマー

毎日、バスキングライトやヒーターのON/OFFを手動で行うのはとても面倒なので、タイマーを用いて全自動化しましょう!必ずしも用意しなければならない、というわけではありませんが、
  • 付け忘れ、消し忘れがなくなる
  • 外泊も可能になる

点を考えると、かなり便利で楽です。ホームセンター等で、500円もあればいいものが買えるのでおすすめです!

 
 
 
 以上で、基本的な飼育設備の紹介は終わります。あくまで基本的な設備のみになるので、必要だと思ったらその都度工夫していってくださいね!
 
自分にとって一番飼いやすく、安全な飼育環境を作ることが、フトアゴヒゲトカゲの成長につながります。
 
どうか良いフトアゴライフをお送りください!